16.Manda-la in Sado
宇佐美雅浩(日本)
仏教絵画の「曼荼羅」のように、ある人物を中央に配し、その人を取り巻く世界を表すものや人を1枚の写真に収める「Manda-la」。宇佐美は、撮影地に何度も足を運び、現地の人々と対話を繰り返しながら、現代社会が抱える問題や目に見えにくい歴史を浮かび上がらせてきた。佐渡では、2022年にかつてない大規模な撮影が予定されている。今回は、これまでの「Manda-la」から被曝地である広島や、紛争で分裂した南北の統一を夢見るキプロス島などを舞台とした作品に加え、佐渡での撮影の「設計図」も合わせて展示する。
作品詳細
- 作品番号:16
- 制作年:2022年
- 公開期間:8月11日(日)〜11月10日(日)火・水定休 ※祝日除く
- 入館料 :大人 ¥300、小・中学生 100円
※5名以上の団体の場合は 大人 ¥240、小・中学生 ¥80
会場・アクセス
- 所在地:両津郷土博物館
- 開館時間:展示会場に準ずる
- 休館日:展示会場に準ずる
- 駐車場:あり
宇佐美雅浩Masahiro Usami
1972年千葉県千葉市生まれ。1997年武蔵野美術大学視覚伝達デザイン学科卒業。仏教絵画の「曼荼羅」の如く、中心人物と、その人物の世界を表現する物や人々を周囲に配置し、1枚の写真に収める「Manda-la」プロジェクトを20年以上続けている。様々な地域を舞台に、リサーチや対話を重ねて制作されるその写真は、地域の歴史や社会をも映し出す。2021年は「千の葉の芸術祭」(千葉県千葉市)でも新作を発表する予定である。東京在住。