佐渡島出身の資生堂トップヘアメイクアップアーティスト・計良宏文と世界的な写真家・高木由利子が、佐渡に暮らす方々のその方らしい日常をヘアメイクと写真で魅力的にとらえたポートレイト写真展。 ・・・ タイトルの「かたちびと」とは古語で「美しいひと」という意味ですが、「美しさ」とは外見だけに留まらず、その人の内面的な部分にも宿っていると考えています。 「化粧」の語源である「けわい」は「気配（けはい）」と同義語であることからも、目には見えない気配や、その人が纏うたたずまいからも美しさを感じ取ることが出来ると信じています。 また、化粧は「社会との繋がり」と捉えることもできます。その人の在り方を化粧やヘアスタイルで表現することで、自信が持てたり、一歩前進するための背中を押してくれる。そんな役割を担っています。 ヘアメイクが持つ力は、その内面に秘めた輝きを表に出す効果があるのだと言えます。 これまで数多くのファッションポートレイトをはじめ、世界中の人々を、独自の視点で「人の存在」を切り口に撮影を続けて来られた、写真家の高木由利子氏とタッグを組み、佐渡出身のヘアメイクアーティストとして、佐渡に暮らす人々の真の魅力を、ヘアメイクと写真の力で最大限に引き出し、美しく生きる姿を作品として残したい。 「かたちびと　-katachibito-」に想いを込めて。