作品・作家Artist

05.ヘイゼル・バロン=クーパー展

ヘイゼル・バロン=クーパー(イギリス)

私は絵画を描きながら、地元の人々からその土地についての言葉や詩を集め、それらの文章を絵画に組み込んでいます。現在、地域の方々からご厚意でいただいた詩を集めた、小さなアンソロジーを制作中です。2023年には上智大学のジョン・ウィリアムズ教授の招待で佐渡島の北鵜島を訪れ、この魅力的な場所の絵と詩を制作しました。
また村のホールで絵を描くコミュニティ・イベントも開催しました。これを基に、北鵜島とその周辺地域にインスパイアされた作品を、そこに住む人々と共同制作していくつもりです。私の作品は、地名、風習、伝統、言い伝え、気候、方言、消えゆく言葉、そして植物や動物といった人間以外のものに注目しています。これらすべての要素が組み合わさることで、地域の特徴や場所の感覚が生まれ、過去を振り返り、未来に向かう助けとなるのです。

作品詳細

  • 作品番号:05

  • 制作年:2024年

  • 公開期間:8月11日(日)〜11月10日(日)火・水定休 ※祝日除く

  • 鑑賞料金:無料

会場・アクセス

  • 所在地:常楽寺
  • 開館時間:8-9月:10:00〜17:00、10-11月:10:00-16:00
  • 休館日:なし
  • 駐車場:駐車禁止区域ではないため、山側の道路沿いで住民の邪魔にならない場所に駐車してください。

ヘイゼル・バロン=クーパーHazel Barron-Cooper

イングランド北東部を拠点に、風景と場所の感覚をテーマに活動するアーティスト。現在、ニューカッスル大学の大学院研究員。主に絵画、サウンド・レコーディング、執筆、オブジェの収集といった形で、風景に対する彼女自身の創造的な反応を作品に落とし込んでいる。
またその土地のコミュニティと協力し、彼らの意見や創造的なアイデアを集めることも重要視している。
現在、古代ローマ時代の建造物であるハドリアヌスの長城に近いノーサンバーランドのベルティンガム村とバードンミル村の周辺で活動している。