DOMMUNE Presents 「LANDSCAPE MUZAK」PROJECT SADO#1 テリー・ライリー 「Wakarimasen」
テリー・ライリー(アメリカ) DOMMUNE(日本)

テリー・ライリー
「今年の芸術祭の開催あたって、私の佐渡への想いを表すモニュメントの制作を依頼され、大変光栄に思っています。 考えたのは、何世代にもわたり残るもの、 そして現代の技術の制約を受けずに存続するものを作ることでした。 私が最初に覚えた日本語のひとつが「わかりません」でした。すぐにこの言葉を使い、メロディーを作りました。 大地から2本の腕が出ているモニュメントを作るアイデアを思いつきました。その両手にチャイムをぶら下げ、このメロディに合わせてチューニングすることを思いつきました。 これで、私が日本で作った音楽を表現するための、永続的なモニュメントとなります。 モニュメントの高さは3メートルで、2メートルの腕は1メートルの台座の上に乗っています。 このモニュメントを訪れた人は、モニュメントの近くに用意されている木製のバチでチャイムを叩き、メロディーを奏でることができます。 旋律の順序は、左腕の親指からはじまり、右腕の親指側で終わります。 ですが、どのように叩くかは鑑賞者の自由です。 チャイムの素材は、ステンレススチールか、それと同じような響きがする金属を想定しています。」(2021)

テリー・ライリー Terry Riley
作曲家/演奏家としてのテリー・ライリーは、1950年代後半にサンフランシスコ・ベイエリアで活動を開始して以来、60年以上にわたって活動しており、現在は日本を拠点に活動を続けています。
作品詳細
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制作年:2021
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鑑賞料金:無料