アウトドア×文化体験×アートin佐渡 — 豊かな自然の中で伝統芸能・アートに触れる特別な体験 ― 佐渡の伝統芸能や創作活動を体験できるキャンプ合宿を実施します。
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- 2025.07.04

【SADOみらいプロジェクト】参加者募集中!
伝統文化と芸術体験の
サマーキャンプ2泊3日
「SADOみらいプロジェクト」は、次世代を担う若手やこどもたちの育成を図ることを目的とし2024年に立ち上がりました。地域の舞踊(佐渡おけさ)をはじめ、佐渡の伝統芸能である能楽(のうがく)、鬼太鼓(おにだいこ)、のろま人形などの公演やワークショップ、佐渡に伝わる伝統工芸の体験プログラムを企画し、次世代の文化的なスキル習得や理解を深める機会を提供しています。また、地域文化の保存・継承、活用のために伝統文化と現代表現を組み合わせる試みも行っています。
地域文化が後世に受け継がれることで、地域コミュニティのアイデンティティが更に強化されることを目指しています。2025年の体験型プロフラムは、豊かな自然環境のなかで、伝統芸能や創作活動を体験できる特別な企画です。参加者皆様の一生の思い出になる楽しい時間を提供いたします。
助成:令和7年度新潟県 県民文化活動推進事業(次世代育成枠)
プログラム内容
このキャンプ合宿では、佐渡に古くから伝わる多様な文化を肌で感じ、現代的な表現にも触れることができます。
○伝統芸能に挑戦!
佐渡を代表する「佐渡おけさ」の優雅な舞や、ユーモラスな「のろま人形」といった伝統芸能の公演鑑賞はもちろん、実際にプロの指導のもと、ワークショップ形式で体験します。
○佐渡を舞台にした映画鑑賞とキャンプファイヤー!
1日目の夜は佐渡の北鵜島を舞台にした映画「旅」の上映会、2日目の夜は皆で火を囲むキャンプファイヤーです。
○現代的な表現との融合!
伝統文化だけでなく、現代の多様な表現にも触れる機会を提供します。コンテンポラリーダンスの体験やラップ音楽の鑑賞を通して、伝統と現代が織りなす新たな魅力を発見しましょう。
イベント詳細
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日程:2025.08.09(日)~2025.8.11(月・祝) 2泊3日
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会場:ist – Sado(イスト佐渡)
〒952-2203 新潟県佐渡市関3番地 Tel.070-9046-0615
参加申し込み
○募集人数
30名(家族連れ、友人グループ、個人参加OK)
○参加要件
小学生から高校生まで(小学3年生以下は保護者同伴必須。小学4年生以上は保護者同伴可能。保護者は18歳以上。大人同士不可)
※2名以下でご参加の場合は3~4人のグループをつくります(テント利用のため)
○参加費(一人あたり)
手ぶらでキャンプ :30,000円(消費税込) キャンプサイト利用料、レンタルアイテム含む
キャンプ用品持参:20,000円(消費税込) キャンプサイト利用料を含む
※上記金額に文化体験費、食材費を含んでいます。但し、お米はご自身が食べる分をご持参ください。
※カーフェリー・ジェットフォイルの料金、航空券代は含んでいません。ご自身でご予約ご負担ください。
○募集期間・手続き
募集期間:2025年7月1日~7月31日まで
手続き:申込サイト:https://edge-of-niigata.com/ja/tour/41883/(旅行会社のサイトへ)
○お支払方法
事前振込(上記申し込みサイトで)
会場・アクセス
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所在地:ist – Sado(イスト佐渡) 〒952-2203 新潟県佐渡市関3番地 Tel.070-9046-0615
スケジュール概要
<1日目> 8月9日(土)
09:30 - 集合 集合場所:両津港バスターミナル
バーベキュー、伝統芸能の鑑賞(のろま人形:廣栄座)、伝統芸能の体験(佐渡おけさワークショップ:朱鷺さなえ会)、映画「旅」の上映
<2日目> 8月10日(日)
アート活動(創作・表現:吉田モリト)、身体表現(パフォーミングアーツ:teng(テング))、海辺遊び(入崎海水浴場)、キャンプファイヤー、LIVEパフォーマンス:SWAMP(スワンプ)
<3日目> 8月11日(月・祝)
解散式
13:00頃 - 両津港バスターミナル到着予定
キャンプ場
ist – Sado(イスト佐渡)
雄大で豊かな自然と多様な文化背景を持つ佐渡の地が舞台となるist - Sado。
istの理念「自然とともにある」を土台に、自然を肌身で感じるキャンプサイトや窓から覗く海景が魅力のHut・Nutshell、高台からの景色を楽しむサウナ、クラフトビールをはじめ佐渡のものを中心にセレクトした飲食ラウンジなど、さまざまな過ごし方が可能です。
https://ist-field.com/sado/
伝統芸能
のろま人形
・廣栄座(こうえいざ)
佐渡市には、古くから「説経人形」「のろま人形」「文弥人形」の三つの人形芝居があり、いずれも国の重要無形民俗文化財に指定されています。その中で一番古い説経人形は、太夫による三味線の弾き語りの説経節に合わせ一人遣いの人形で合戦ものや人情ものを演じるもので江戸時代中頃まで江戸や上方などの都市で人気を呈しましたが、次第に中央から姿を消し、地方の大衆娯楽として演じられてきました。現在、佐渡では唯一、廣栄座が継承しています。
佐渡おけさワークショップ
・朱鷺さなえ(朱鷺さなえ会)
日本舞踊寿流師範、佐渡民謡教授、花嫁着付講師。佐渡市両津原黒生まれ。平成2年横浜在住時佐渡で「朱鷺の舞い」を発表。平成19年佐渡に戻り朱鷺さなえ会を主宰、毎年3月に「朱鷺の舞い」公演を開催。佐渡を拠点に全国で活動している。
直近の活動:椎崎諏訪神社での奉納の舞踊、大阪関西万博2025年「和の輪」文化公演会にて座敷舞い佐渡おけさ、東京靖国神社にて追悼の踊りを奉仕、アートミックスJAPAN「笑楽座」新潟公演他、佐渡島内の芸能祭、老人福祉施設でのボランティア、各地区新年会、敬老会参加 指導:佐渡市加茂歌代にお稽古場を構える 「踊りで佐渡を元気に」をモットーに活動。
参加アーティスト

teng (テング)
1983年生まれ。新潟市出身。HIP HOPカルチャーに影響を受けダンスを始める。2003年~2008年まで国内外でパフォーマンス、振り付けを行い2009年より活動拠点を新潟に移す。以降、ミュージシャンや芸術家との交流をきっかけに、舞踏の研究をはじめる。ソロパフォーマンスの他、即興ダンス演奏ユニット「宙(SORA)」で活動。2024年よりSADOみらいプロジェクトのディレクターを務めている。出演作品:UNIQLO MIX PLAY / Missy Elliott -Ching-a-Ling / Martin Solveig - C’est la vieなど

SWAMP (スワンプ)
10代の頃からSWAMP (スワンプ)の愛称で作詞やライブパフォーマンスなど音楽活動をスタート。現在はラップとジプシージャズを融合させた「スワンプジプシーキャラバン」を結成。1stアルバム発売中。2005年からラジオパーソナリティーをスタートさせナレーションや司会、番組プロデューサーのキャリアを積みながら商品開発やイベントプロデュースも手掛ける。アウトドア専門プログラム「A Laid-back Life -旅するテント-」(BSNラジオ)のナビゲーターを務めている。

吉田盛之 Morito Yoshida
1972年佐渡島⽣まれ。1995年より東京を拠点に制作を開始し、その後、米国、沖縄等に拠点を移す。現在は佐渡島を拠点として活動。「さどの島銀河芸術祭」を立ち上げた人物であり、芸術祭を統括するプロデューサーでもある。近年はインスタレーションに加え、絵画、サウンド作品も制作している。
上映映画「旅」(監督:ジョン・ウィリアムズ)
人形を撮影するために佐渡の僻村を訪れた若い女性は、人形がもう演じていないことを知る。夢の中で、そして現実の中で、彼女は空き家や地元の神社で人形を見るようになる。人形たちは、遠い昔、別の時代に生きたもうひとりの若い女性、そしてかつての自分の幽霊かもしれない女性の物語を語る。(2024年当芸術祭参加作品)