Artist

21.DOMMUNE Presents “LANDSCAPE MUZAK” PROJECT SADO#3 Keiji Haino × DOMMUNE “Kyo noh(Void Noh Stage)”

Keiji Haino(Japan)

作品詳細

  • 作品番号:21

  • 制作年:2024

  • 公開期間:August 11 (Sun) , 2024 - November 10 (Sun) Closed on Tuesdays and Wednesday (excludes national holidays)

  • 鑑賞料金:9月8日(日) ¥3,000(チケット購入が必要です。)、9月9日(月)よりパスポート提示または個別鑑賞料

会場・アクセス

  • 所在地:Haguro Shrine
  • 開館時間:August-September: 10:00-17:00,October-November: 10:00-16:00
  • 休館日:Same as exhibition hall
  • 駐車場:あり

灰野敬二Keiji Haino

1952年5月3日千葉県生まれ。アントナン・アルトーに触発され演劇を志すが、ザ・ドアーズに遭遇し音楽に転向。ブラインド・レモン・ジェファーソンをはじめとする初期ブルースのほか、ヨーロッパ中世音楽から内外の歌謡曲まで幅広い音楽を検証し吸収。1970年、エドガー・アラン・ポーの詩から名を取ったグループ「ロスト・アラーフ」にヴォーカリストとして加入。また、ソロで自宅録音による音源制作を開始、ギター、パーカッションを独習する。1978年にロックバンド「不失者」を結成。1983年から87年にかけて療養のため活動休止。1988年に復帰して以来、ソロのほか不失者、滲有無、哀秘謡、Vajra、サンヘドリン、静寂、なぞらない、The Hardy Rocksなどのグループ、experimental mixture名義でのDJ、他ジャンルとのコラボレーションなど多様な形態で国際的に活動を展開。ギター、パーカッション、ハーディ・ガーディ、管楽器、弦楽器、各地の民間楽器、DJ機器などの性能を独自の演奏技術で極限まで引き出しパフォーマンスを行なう。200点を超える音源を発表し、確認されただけでも2,000回以上のライブ・パフォーマンスを行なっている。
http://fushitsusha.com/

DOMMUNE

現代日本のアートシーンの中でも異彩を放つ宇川直宏が、ソーシャルストリームの時代を見据えた新たな文化の発信拠点として、2010年に開局させた日本初のライブストリーミングスタジオ『DOMMUNE』。SNSの夜明けと言われた時代に「ファイナルメディア」として忽然として現れ、百花繚乱のライブストリーミング番組の中でも、圧倒的な番組の質とビューワー数を誇り、開局以来、世界各国から様々なゲストが来日のたびに出演する唯一無二の文化プラットフォームとして存在し続けている。あのロンドンを拠点とするミュージックチャンネルBOILER ROOMにも影響を与え、BOILER ROOM TOKYOの日本支局もDOMMUNEが担当している。このように『DOMMUNE』は現在世界に溢れているサウンド&アートストリーミング、また、カルチャーストリーミングのほとんど全ての雛形を作ったと言っても過言ではない。現在まで14年間にわたって配信した番組は約5000番組 / 約1万時間 / 300テラ、トータル視聴者数二億を超え、従来の「放送」や「出版」そして「広告」という概念やそのフォーマットが破綻していく現代において、ライブにおける動画配信の実験を重ね、新たな視覚コミュニケーションの可能性を日夜革新的に炙り出し続けている。2021年、芸術選奨文部科学大臣賞を受賞。
https://www.dommune.com/

DOMMUNE Presents「LANDSCAPE MUZAK」

2010年3月に開局し日本におけるライヴストリーミングチャンネルの始祖と語られるDOMMUNEは、開局以来14年間にわたり、トーク&ライブを全世界に発信し続けるインターネットストリーミング局です。首謀者である宇川直宏は、スタジオで日々産み出される番組の撮影行為、配信行為、記録行為を、自らの“現在美術”作品と位置づけています。そんなDOMMUNEによる最新プロジェクト「LANDSCAPE MUZAK」は、世界中の音楽家の方々と日本の秘境や聖地を共に探索し、心に響いた集落でライヴを行い、そのロードムービーを番組化していくシリーズです。また、その世界観をコラボアーティストと共に視覚化し、各地域に作品をインストールしていくプロジェクト。後に世界遺産となった佐渡金山に捧ぐ、北沢浮遊選鉱場跡でのコロナ禍におけるライヴが世界的に話題となったコラボレーション第一弾のテリー・ライリー氏に次ぎ、第二弾は77年の「トラック野郎」時代から新潟〜佐渡に縁ある八代亜紀氏の「舟唄」を、県内有数のスルメイカの水揚げ量をほこる姫津漁港と接続。そして第三弾は、能が暮らしの中に溶け込んだ佐渡島の能舞台を<音響装置>として捉え、灰野敬二氏を迎えて「虚能」という表現の原点に立ち返る全く新しい能楽に取り組みます。「LANDSCAPE MUZAK」はソーシャルストリーミングを駆使したSNS時代のアースワークであり、サイト・スペシフィックなポスト・エキゾチカ・プロジェクトなのです。